ヴェンゲル監督、群雄割拠のプレミアは「最高のタイトルレース」

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アーセナルのアルセーヌ・ヴェンゲル監督が現地時間30日、今季のイングランド・プレミアリーグでは「最高のタイトルレースの1つ」が繰り広げられているとの見解を示した。クラブ公式HPが伝えている。

現在プレミアでは、勝ち点39のアーセナルが首位。2位にはサプライズを起こしたレスターが同勝ち点でつけ、3位マンチェスターC(勝ち点36)、4位トッテナム(同35)と続く。マンチェスターUやリヴァプール、昨季王者チェルシーら強豪が不振に喘ぐなか、クリスタルパレスが5位につけ、8位ウェストハムや9位ワトフォードも上位陣に食らいつくなど、群雄割拠の前半戦となった。

「(ベストなタイトルレースとは)どのように測るのか?」と問われたヴェンゲル監督は「エンターテイメント性という観点か?それなら、プレミアリーグとほかのリーグの観客を見比べてみるといい。そして答えを聞かせてくれ。世論が(ベストだと)決める」と返答した。

さらに「例えばギリシャでは、首位チームが2位に18差をつけていたことがあったと思う。そのチームは15試合で15勝を挙げていた。フランスでも、パリSGは現在15か16点差(実際には勝ち点19差)をつけて首位を独走している」

「それですべての人が退屈だと唱える。ならば7、8チームに優勝の可能性がある現在のこの(プレミアの)状況は好ましいと言えるだろう」とコメント。首位アーセナルから7位リヴァプールまでが勝ち点9差のなかにひしめく混戦模様のプレミアは、ファンにとって最高のタイトル争いと呼べると語っている。

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