ベニテス監督、ホームファンからのブーイングに「誰もが自分の意見を持っている」

拡大写真を表示

現地時間30日に行なわれたリーガ・エスパニョーラ第17節で、レアル・ソシエダを3対1と下したレアル・マドリー。ラファエル・ベニテス監督が、この試合でPK1本を失敗したFWクリスティアーノ・ロナウドや、“反レアルキャンペーン”などについて語った。クラブ公式HPが伝えている。

首位バルセロナと2位アトレティコ・マドリーを勝ち点2差で追うレアル。2015年最終戦となったソシエダ戦では、前半に2つのPKを獲得。キッカーのC・ロナウドは1本目を失敗するも、2本目はしっかりと沈め、勝利に貢献した。

試合後の記者会見に出席したベニテス監督は、「クリスティアーノと、チーム全体を祝福するよ。気質やパーソナリティを示すことが重要な時に、彼らは団結してプレーした。クリスティアーノは1本目のPKを失敗したにもかかわらず、責任を全うしてチームに先制点をもたらした。ハードワークや態度は素晴らしかった。これからも同じ道を歩み続けなければいけない」と選手たちを称えた。

年内最終戦を勝利で締めくくったベニテス監督は、16年の願いについて「勝った時はつねにハッピーだよ。私が望むのは、チームが試合に勝ち続け、ファンがその勝利を喜ぶこと。そして、いいプレーをしてタイトルを手にすることだ」と述べた。

ベティス戦の前日会見では、クラブやフロレンティーノ・ペレス会長、自身に反対するキャンペーンが行なわれていると、報道やファンの反応に不満を漏らしていたベニテス監督。ベティス戦でもキックオフ前に監督の名前がコールされると、本拠地の一部のファンからブーイングが浴びせられた。

こうした“キャンペーン”については、「誰もが皆、自分の意見を持っている。私にも自分の考えがあるし、皆さんもそうだ。多くのジャーナリストがいるし、私は大多数の人の客観性については疑いを持っていない。しかし、別の意見を持っている人もいるようだ。彼らの意見は、レアル・マドリーというクラブ、あるいは私のそれとは相容れない。しかし、誰もが自分のオピニオンを持つ権利はある」と述べている。

  • © Fuji Television Network, inc. All rights reserved.