来季を最後に現役を引退することが分かったD.オルティス。(Getty Images)
D.オルティスが来季限りで引退へ 米サイトは殿堂入りの可能性を検証
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17日、ボストン・レッドソックスの大砲デービッド・オルティスが、来シーズン終了後に現役を退くことを、複数の米メディアが報じた。
これを受けて、米『NBCスポーツ』のウェブサイトは同日、オルティスが殿堂入りを果たす可能性があるのかを検証した記事を掲載。これまでの通算成績などを元に分析している。
現在40歳のオルティスは、メジャー19年間通算で打率.284、503本塁打、1641打点をマーク。さらに、OPSは.925を記録しており、打撃の面では十分、殿堂入りに値するとしている。
その一方で、主に指名打者として出場し、守備に就いたのは2257試合中わずか277試合。同サイトは、マリナーズでオルティス同様、キャリアの大半を指名打者としてプレーしたエドガー・マルティネス氏が殿堂入りを逃したことに触れながらも、オルティスは最も偉大な指名打者で、それは妨げにはならないと評している。
同サイトが殿堂入りへ向け懸念しているのは、オルティスがパフォーマンス向上のための禁止薬物を使用した疑惑を持たれていたことだ。薬物を使ったという証拠は見つかっていないが、これが最も大きな足かせになる可能性に言及している。
しかし、最後にはプレーオフなどの大舞台で勝負強さを見せ、チームを3度の世界一に導いたオルティスが、殿堂入りを果たすのは当然だと締めくくった。