J.アリエッタ、最強2枚看板抑えサイ・ヤング賞初選出「不安もあった」

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メジャーリーグ機構は18日、全米野球記者協会(BBWAA)30人の投票によって決まる2015年のサイ・ヤング賞受賞者を発表。ア・リーグからヒューストン・アストロズのダラス・カイケル投手、ナ・リーグからシカゴ・カブスのジェーク・アリエッタ投手が選出された。

カイケルは、ア・リーグ最多の20勝(8敗)、防御率2.48をマークし、アストロズの2005年以来となるプレーオフ進出に貢献。ともに最終候補に残ったデービッド・プライス投手(ブルージェイズ)を抑え、メジャー4年目で初選出を果たした左腕は「この先何年も、うちは優勝を狙えるチームとなるだろう」と未来を見据えていた。

一方、ロサンゼルス・ドジャースのザック・グリンキー、クレイトン・カーショー両投手を上回る票を得たアリエッタだが、「不安もあった」とコメント。メジャートップの22勝(6敗)、防御率1.77を記録し、8月30日のドジャース戦ではノーヒットノーランも成し遂げた右腕は、「心の底ではあの2人に追いつけるかもしれないと思っていた。ほんの少しだけ良い成績を残せたかな」と述べ、輝かしい実績を誇るドジャースの最強2枚看板を前に、受賞の瞬間まで落ち着かなかったと明かした。(STATS-AP)

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