ベテランWRマーシャル、NY対決でベッカムから主役の座奪う活躍

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現地6日に行われたジェッツ対ジャイアンツのニューヨーク対決。注目されたジャイアンツのワイドレシーバー(WR)オデル・ベッカムは確かに72ヤードTDレシーブのビッグプレイを見せたが、この日最も輝いていたWRは彼ではなかった。

では誰かというと、ジェッツのベテランWRブランドン・マーシャルだ。マーシャルはパスターゲットに13回なり、レシーブ12回、131ヤード、9ヤードのTDレシーブをマーク。23対20の勝利に大きく貢献した。

これでマーシャルは8シーズン目のレシーブ1,000ヤード達成。異なる4チームでの大台到達はNFL記録で、このままのペースならば在籍4チーム目のレシーブ1,200ヤード達成もあり得る。

それでいてNFL10年目ながら一度もプレイオフに出たことがないマーシャルは、「これまでのところは興味深いキャリアになってるね」と『TheMMQB.com』にコメント。「いつもは自分が何を達成できたかを考えながらシーズン終了を待っていた。だがたくさんのQBたちと組んで実りある結果を出せてきたことを、自分は誇りに思っている」と語った。

これほどの活躍を見せるマーシャルを昨オフにトレードで獲得した見返りにジェッツが放出したのは、ドラフト5巡指名権をひとつだけ。しかも7巡指名権をマーシャルとともにゲットしている。ちなみにマイク・マッカグナンGMはマーシャル獲得の翌日にも6巡指名権と交換でベテランQBを確保した。ライアン・フィッツパトリックだ。

あれから半年、フィッツパトリックとマーシャルはジェッツ史上に残るQBとWRのコンビとしてチームを支えている。この功績だけで、マッカグナンGMは今季の最優秀エグゼクティブに値するだろう。

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