ワールドカップを5位で終えた日本女子。(Getty Images)
ワールドカップ女子大会 中国戦後の主なコメント
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●眞鍋政義監督
今日は最終戦ということで、試合前には選手たちに「勝って終わろう」という話をしましたが、結果的に勝ちきれなかったのは力不足かなと思う。今大会までの約1ヶ月間、選手にも話をして、厳しい練習をしてきて、ディグ(スパイクレシーブ)も変わりましたが、一番変わったのは選手の危機感とチーム力だと思う。スタッフ、選手14名の結束力、団結力。「ワールドカップで五輪切符を獲るんだ」という目標のもと、チームが変わった。
今大会の我々の一番の課題は、被ブロックの多さ。そこは最終的にはアタッカーの個人技になるので、高い男性スタッフのブロックを相手にシャットアウトされない技術を習得するしかないと思う。
●木村沙織主将
リオ五輪切符獲得の可能性はない中での試合でしたが、今までやってきたことをしっかり最後まで出し切ろうという気持ちが強かった。最後は勝って終わりたかったけれど、それはできなかった。でも今までみんながやってきたことを貫き通せたのでそれはよかったと思います。今大会で目標を達成できなかったのはすごく残念だし、5位という結果も残念。もっと成長していけるように頑張りたい。
(自身のプレーについては)よかったり悪かったりだったので、もっと安定してチームを引っ張れたらよかったのですが…。今日の試合に関しては、やはり中国のサーブが本当にいいので、まずサーブレシーブに集中して、ポイントを取ってくれる選手にしっかりつなぐということを意識しました。
海外のブロックに対しては、しっかりブロックを見て、ブロックの間やストレートなど、あいている方にしっかり打っていったり、無理せずにリバウンドを取って、次は逆サイドで攻めるなどの方法があると思いますが、その選択肢を間違えた時にブロックされていた。どれだけ我慢強くブロックされないように打ち分けるかというのを、もっと練習で詰めていきたいと思います。
●古賀紗理那
最後は勝って終わりたかったけれど、それができず残念です。でもこのメンバーでできてよかったなと思います。(第1セットを取られた後)2セット目からは、「本当に負けたくない」という強い気持ちで臨みました。中国はすごい大エースがいて、他のサイドの人たちも機能してくると手が付けられないチームだなと感じました。
(大会を通して)落ち着いている時のスパイクはよかったんですが、劣勢になって慌てる部分もあったのが反省点。(来年の五輪最終予選に向けては)今のままだと勝てないので、この悔しさを忘れずに、個人のレベルアップを頑張っていきたいと思います。