ロンドン五輪王者ロシアにフルセットで惜敗 6位で全日程終了

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23日、FIVBワールドカップバレー2015男子大会は国立代々木競技場第一体育館(東京都渋谷区)などで最終日となる第11日が行われ、世界ランキング20位の日本男子代表は、同2位のロシアに2−3(29−27、17−25、25−21、17−25、13−15)でフルセットの末に敗れた。日本は、5勝6敗、勝ち点16の6位で全日程を終了した。

日本は、序盤から石川 祐希のサービスエース、清水 邦広のスパイクなどで得点を重ね、ロンドン五輪王者ロシア相手に一時最大5点差をつける。しかし、その後はロシアの高さに苦しめられ14−15とひっくり返され先にセットポイントを奪われるが、ここ一番で粘りを発揮し、最後は石川のブロックで29対27で第1セットを先取した。

第2セットの日本は、5−3から4連続失点するとここから追う展開となり必死に食らいつく。しかし、相手の高さに捕まりなかなか連続得点を奪えず、このセットは17−25で落とした。

第3セットは、清水のスパイク、石川のブロックで3連続得点を奪ってスタートさせた日本。さらに、石川の連続サービスエースが決まり、8−3と5点差をつけて1回目のテクニカルタイムアウトを取る。その後も柳田 将洋のバックアタック、山内 晶大のブロックなどで加点し2回目のテクニカルタイムも16−10で奪取すると、その後詰め寄られるも石川のサービスエースなどが決まり25−21で第3セットを奪取した。

第4セットの日本は、スタートから2連続得点するが、その後3連続失点すると、そこからは常にロシアを追う苦しい展開。相手の高さに対抗しきれず、17−25でこのセットを失った。

勝負の最終セット、日本は石川のスパイクで先制。一進一退の展開が続いたが、日本は勝負所でサーブとレセプションでミスが目立ち、強豪相手から大金星とはならなかった。

8月22日から約1か月間に及んだワールドカップバレーは、男女の大会が終了した。

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