日本、世界王者ポーランドに善戦も5敗目

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22日、FIVBワールドカップバレー2015男子大会は国立代々木競技場第一体育館(東京都渋谷区)などで第10日が行われ、世界ランキング20位の日本男子代表は、昨年の世界王者で同3位のポーランドに1−3(26−24、25−27、21−25、19−25)で敗れた。これで日本は、5勝5敗の勝ち点15のまま。勝ったポーランドは、出場国唯一の10連勝で首位をキープした。

前日のアルゼンチン戦で今大会でのリオ五輪切符獲得の可能性がなくなった日本は、NEXT4から石川 祐希、山内 晶大、柳田 将洋の3選手を先発で起用する。ミドルブロッカーでは、32歳の鈴木 寛史に代えて24歳の出耒田 敬を配置した。日本は序盤、石川の連続サービスエースなどで4連続得点して5−3とリードすると、リベロの永野 健の素晴らしいディグ(スパイクレシーブ)から柳田のスパイクにつなげ、最初のテクニカルタイムアウトを取る。その後も柳田のサービスエース、石川、清水 邦広のスパイクなどで効果的に加点し終盤までリードを保ち、いったん22−23とひっくり返されるも、最後は石川のスパイクが決まり26−24で第1セットを先取した。

第2セットの日本は、好サーブで相手のレセプションを乱すと、要所で石川、清水が決め序盤からリードを奪う。その後も、石川が高さのあるポーランドのスパイクをブロックしリズムに乗り、一時は4点差をつける。しかし、18−16から4連続失点で逆転を許すと、一時は同点に追いつきデュースまで持ち込む粘りを見せるも、サーブとレセプションでミスをして25−27で第2セットを落とした。

日本は第3セット、サーブでミスが目立ち連続得点を奪えなかったが、10−14から柳田のサービスエースなどで4連続得点して同点追いつく。しかし、その後は相手の強打に屈し、21−25で失った。日本は第4セットも、ポーランドの高さある攻撃に苦しみ、19−25で押し切られた。

日本の次戦は、23日に行われる最終戦で、対戦相手は2012年のロンドン五輪で金メダルを獲得した世界ランキング2位の強豪・ロシアとなっている。

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