ベニテス監督、批判的な報道に不満「反レアルキャンペーンだ」

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現地時間29日(以下現地時間)、レアル・マドリー(スペイン)のラファエル・ベニテス監督が記者会見に臨み、クラブや会長、指揮官に対する“反レアルキャンペーン”が行なわれているとの見解を示した。クラブ公式HPが伝えている。

30日のリーガ・エスパニョーラ第17節で、本拠地にレアル・ソシエダを迎えるレアル。ベニテス監督はその前日会見で、「レアル・ソシエダを倒すために必要なことと、タイトルを獲得すること以外は何も考えなかった」と、試合に集中していると述べ、昨年の対戦などを分析したと語った。

現在レアルはリーガで16試合を消化し、首位バルセロナ(クラブW杯のため1試合未消化)と、2位アトレティコに勝ち点2差の3位に甘んじている。国王杯では、出場停止処分を受けていた選手を起用する失態をおかして失格に。ピッチ内外の問題により、ファンやメディアからの重圧にさらされている。前節ラジョ・バリェカーノ戦では、10対2と歴史的大勝を収めながらも、試合後に一部のサポーターからブーイングを浴びせられていた。

こうした状況にベニテス監督は「(フロレンティーノ・)ペレス会長や、レアル・マドリー、そして監督へ反対するキャンペーンが行なわれていることは明らかだ。批判を受けやすいあらゆるものが非難されており、しかもそれは操作可能なものだ。私は長年スペイン国外で暮らしてきたが、そのキャリアまで疑問視されている。ひっきりなしに査定が行なわれ、それはメディアが自分たちの利益を操作するためのものだ」と不満を漏らした。

その上で「キャンペーン(の存在)は明らかだ。私はそれぞれの利益を考えて、自分で決断を下さなければならない。レアル・マドリーの利益は、多くのメディアのそれとは異なるものだ。チームが非常にいい仕事をしている一方で、他方ではそうでないようだ。チームは明日の試合に勝つことに集中しなければならない。私の関心は、チームが上手くやることと、ファンを楽しませることに向けられている」と、自分の仕事に集中していると強調した。

指揮官と主力選手の確執や、メンバー間の不仲説も報じられているが「チームの関係は、TVで見られるのと比較にならないほど良好だということは保証できる」と、こうした報道を一蹴している。

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