サイドラインでライアンHC(手前)と話しをするDEウィリアムス。(AP Photo/Steven Senne)
ライアンHCの守備に不満のDEウィリアムス、「まだ習得中」
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今季からレックス・ライアンHC体制となったバッファロー・ビルズ。守備の向上が期待されたものの、ビルズのディフェンスはリーグ19位にとどまり、サック数は昨季よりも激減している。この状況にディフェンスエンド(DE)マリオ・ウィリアムスは約2カ月前に不満を示したが、現在も特に変化はないようだ。
ウィリアムスは今週、地元紙『バッファロー・ニューズ』の記者に対して「我々はまだ同じことをしている」とコメント。ウィリアムスが主に不満に感じているのは、パスラッシャーが頻繁にカバレッジに下がることになるスキームについて。ウィリアムスは、これによってクォーターバック(QB)にプレッシャーをかける機会が少なくなり、2013年シーズンに球団記録となる57サック、昨季に54サックをマークした守備陣が今季はディフェンスライン(DL)によるサック数がたった13であると指摘している。
ちなみに、現地6日に対戦するヒューストン・テキサンズのDE J.J.・ワットは今季、すでに一人で13.5サックを記録している。
ウィリアムスは4日、依然としてライアンHCの複雑なプレイブックを習得している最中であると認めた。「これまでと違うことをやることになる。これをやったり、あの方法をやったり、昨季までの慣れていたポジションと同じという訳にはいかない。とはいえ、だからといってそれが難しいとは思わない。ただ、違うということ。異なる感じがする」
ビルズは今季、ウィリアムス、ディフェンスタックル(DT)カイル・ウィリアムス、DTマーセル・ダレウス、DEジェリー・ヒューズのサックアーティストたちに計5,000万ドル(約62億円)を費やしている。しかし今季、第12週終了時点で4サック以上をマークしている選手はいない。なお、昨季にDEウィリアムスは14.5サック、ヒューズは10サックを記録した。