シーホークス3連勝、35点連取でバイキングス寄せ付けず

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現地6日、シアトル・シーホークスは敵地でミネソタ・バイキングスと対戦。攻守がかみ合ってバイキングスに付け入る隙を与えず、38対7で圧勝した。シーホークスは3連勝で7勝5敗、バイキングスは8勝4敗に後退し、NFC北地区でグリーンベイ・パッカーズと再び勝ち星で並んだ。

シーホークスは第1Q終盤にランニングバック(RB)トーマス・ロールズの5ヤードTDランで先制。第2Qの残り約2分にはクォーターバック(QB)ラッセル・ウィルソンがスクランブルで8ヤードTDランを追加する。さらに、直後の守備でセイフティ(S)アール・トーマスがインターセプトを奪取。このチャンスにウィルソンがWRダグ・ボールドウィンへ20ヤードTDパスを一撃して流れをつかんだ。

第3Qも最初の攻撃でRBフレッド・ジャクソンが5ヤードTDレシーブ。次の攻撃ではウィルソンがボールドウィンへ53ヤードTDパスを炸裂させて35点を連取する。その直後にバイキングスの101ヤードキックオフリターンTDが飛び出すが、与えた得点はこの7点のみ。第4QにもFGを追加して余裕の勝利を収めた。

シーホークスはQBウィルソンがパス27回中21回成功、274ヤード、3TD、ラン9回51ヤード、1TDの活躍で攻撃をけん引。WRボールドウィンはレシーブ5回94ヤードで2TD、RBロールズもラン19回101ヤード、1TD、レシーブ3回22ヤードをマークするなど、好調の攻撃陣がかみ合った。また、守備陣はSトーマスの1INTのほか、ディフェンスエンド(DE)フランク・クラークが2サック、ラインバッカー(LB)ブルース・アービンが1サック、1ファンブルフォースを記録するなど、計4サック、1INT、1ファンブルフォースでバイキングス攻撃陣に得点を与えなかった。

バイキングスはエースRBエイドリアン・ピーターソンがラン8回18ヤードと完全に抑え込まれると、QBテディ・ブリッジウォーターはパス28回中17回成功、118ヤード、1INTと手も足も出ず。第3Qには大勢を決められ、スペシャルチームによる1TDがなければ完封負けを喫するところだった。また、故障を抱えるSハリソン・スミスとLBアンソニー・バーが早々に試合から退き、守備陣が弱体化した影響も大きかった。

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