【第15週プレビュー】ビッグベンVSリーグ最強のパスディフェンス

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現地20日に行われるデンバー・ブロンコス対ピッツバーグ・スティーラーズの試合は、ともにプレイオフ圏内の強豪対決となる。10勝3敗でAFC西地区トップのブロンコスは、AFC第1シードのニューイングランド・ペイトリオッツを1ゲーム差で追っている。また、8勝5敗のスティーラーズは、ワイルドカード1位のカンザスシティ・チーフス、2位のニューヨーク・ジェッツと同率で三つ巴の激しい争いの最中だ。

ホームのスティーラーズは、第14週でシンシナティ・ベンガルズに33対20で勝利。ベンガルズは攻撃の舵取り役であるクォーターバック(QB)アンディ・ダルトンが負傷のために途中退場するアクシデントに見舞われ、スティーラーズが同地区首位の難敵に快勝した。ここ5試合で4勝のスティーラーズだが、この間の勝った試合では全て3ターンオーバー以上を奪取と高いビッグプレイ能力が光っている。ただ一方、この5試合で自分たちも計11ターンオーバー喪失とミスが多い。リーグ1位のパス守備を誇るブロンコスの鉄壁ディフェンス陣を相手に、QBベン・ロスリスバーガーがどれだけ無用なターンオーバーを避けられるかが勝利への大きな鍵となってくる。ショートパスを刻むだけでなく、ここ5試合でレシーブ679ヤードを稼いでいるワイドレシーバー(WR)アントニオ・ブラウンに要所でロングパスを通せるかが重要だ。

ブロンコスは前週、オークランド・レイダースに12対15と惜敗。獲得ヤードで310対127と大きく上回りながら拙攻による自滅で、QBブロック・オスウィーラーは先発4試合で初の黒星を喫してしまった。先発1試合目でレーティング127.1を記録したオスウィーラーだが、ここ3試合は平凡な数字に終わっている。相手の対策も進んでくる中、パスラッシュを積極的に仕掛けるスティーラーズ守備陣を迎え撃つ今週は、このまま彼の下でプレイオフを勝ち抜けるのか試金石となる試合かもしれない。

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