WRベッカム対CBノーマンら、第15週の注目マッチアップ

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『Around the NFL』のケビン・パトラ氏が、第15週の注目のマッチアップを紹介している。

WRオデル・ベッカム(ジャイアンツ)対CBジョシュ・ノーマン(パンサーズ)

 リーグで最もワクワクさせるレシーバーと屈指のシャットダウンCBの対決。毎週のように刺激的なプレイを披露しているベッカムは、ここまでプロ最初の2シーズン(25試合)で歴代1位となるレシーブ2,625ヤードをマーク。さらにレシーブ回数(176)、レシーブ100ヤード超え試合の割合(25試合中15試合、60%)、1試合のTDレート(.96)も歴代トップの成績となっている。一方、ノーマンもハイレベルなパフォーマンスを見せている。今季、トップ5レシーバー(デアンドレ・ホプキンス、マイク・エバンス、T.Y.・ヒルトン、デズ・ブライアント、フリオ・ジョーンズ)との対峙で許したパスはたったの9回、89ヤード。この2人の空中戦は楽しみだ。



アントニオ・ブラウン、マータビス・ブライアント、マーカス・ウィートンのWR陣(スティーラーズ)対クリス・ハリス、アキブ・タリブ、ブラッドリー・ロビーのセカンダリー陣(ブロンコス)

 ブラウンとブライアントは今季合わせてレシーブ2,069ヤードと、同チーム内でのWRコンビとしてはリーグトップの成績。その2人にここ最近3試合でレシーブ316ヤード、2TDのウィートンが加わり、スティーラーズの攻撃は威力を増している。そして現地20日にリーグ1位のパスディフェンスを誇るブロンコスと対戦する。ブロンコスの守備陣は1試合パス188.2ヤード喪失で、ハリスとタリブは合わせて5INT、15パスディフェンスを記録している。タリブは相手に許したパスレーティング(48.4)でリーグ5位の好成績を残しており、ハリスは2013年シーズンの第12週以降でカバーしたレシーバーにTDを許していない。この試合の勝利の鍵はウィートンとロビーが握ることになるだろう。



QBジョニー・マンジール(ブラウンズ)対シーホークスの守備陣

 マンジールの話題に疲れていることは認めよう。NFL入りをしてからニュースが絶えることがない割に、見返りはあまりない。ついには誰かがマンジールとラッセル・ウィルソンを比較するというアイデアを思い付いた。ありえない。第14週のマンジールは、ブラウンズのQB事情に希望を与えるようなプレイでその潜在能力を見せつけた。しかしそれは49ers相手だ。今週はDEマイケル・ベネットやDEクリフ・アブリルら強力パスラッシャーを擁するシーホークスと対戦する。もしマンジールが彼らをかわしたとしても、今度はCBリチャード・シャーマンとSアール・トーマスが待ち構えている。とはいえ、何が起こるか分からないのがNFLだ。

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