【第16週プレビュー】プレイオフ出場チーム同士の激突、注目はRB陣

拡大写真を表示

現地27日に開催されるグリーンベイ・パッカーズ対アリゾナ・カーディナルスは、すでにプレイオフ出場を決めているチーム同士の好カード。NFC西地区優勝を決めている12勝2敗のカーディナルスは、この試合に勝つとプレイオフ1回戦免除が確定する。一方、10勝4敗のパッカーズは、ここで勝ってNFC北地区優勝へ前進したい。パッカーズはアーロン・ロジャース、カーディナルスはカーソン・パーマーと、ともに抜群の実力と統率力を持ったクォーターバック(QB)を有する両チームだが、試合の鍵を握るのはランニングバック(RB)陣の働きになりそうだ。

第15週のカーディナルスは、フィラデルフィア・イーグルスに40対17で圧勝。この試合、新人RBデイビッド・ジョンソンがラン187ヤード、3TD、レシーブ42ヤードと大暴れだった。ベテランRBクリス・ジョンソンの故障離脱によりエース待遇となったジョンソンは、非凡なレシーブ力も備え先発に昇格した12月の3試合で1試合平均157.3スクリメージヤードを稼ぐなど、今や攻撃の主力として欠かせない。パッカーズはラン守備が22位と弱いだけに、ジョンソンのランで攻撃を組み立てていきたい。

パッカーズは前週、オークランド・レイダースに30対20で勝利し3連勝。第8週から12週にかけて1勝4敗と失速したのがようやく上昇気流に乗ってきた。今の良い流れを導いている大きな要因の1つはランオフェンスであり、エースRBエディ・レイシーは調子の波が激しいが、ここ5試合の内、3試合でラン100ヤード以上をマーク。そしてベテランRBジェームス・スタークスは、過去2試合で計ラン20回122ヤードなど、限られたボールタッチで結果を残すだけでなく、レシーブでも貢献している。パッカーズとしては、レイシー、スタークスのコンビを上手く攻撃に絡めていくことが大切だ。

  • © Fuji Television Network, inc. All rights reserved.