アルゼンチン戦でスパイクを放つ石川。(Getty Images)
アルゼンチンに完敗 今大会での五輪出場権獲得ならず
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●南部正司監督
立ち上がりは悪くなく、順調だったが、イランのジャンプフローターサーブが徐々に日本のレセプション(サーブレシーブ)を崩し始めて、そこからサイドアウトが回らなくなり、チームが崩れた。ある程度強いサーブには(崩されても)仕方がないが、Aパスに近い状態で返さなければいけないサーブが、Bパス以下になっていて、相手ブロッカーがしっかりとディフェンスをしてくるので、セッターの深津にプレッシャーになったと思う。
取れたセットは、パスが悪い状態でもサイドのメンバーがうまく打っていたんですが、3セット目以降は、イランの素晴らしいディフェンスに我々がはまってしまった。原因はレセプションからくるというのは明確に出ているので、そうした部分を修正しなければ。また、何度も言ってきたように、攻撃の展開の作り方というのを、やはりトップレベルのチームとやる時には、さらに精度を上げないと勝ちきれないというのがわかったので、そうしたところを改善していきたいと思います。
●清水邦広主将
今日は宿敵イランとの試合で、サイドアウト勝負になるというのははじめからわかっていたんですが、敗因はそのサイドアウトで、こちらのディフェンスがあまり機能せず、逆にこちら側のサイドアウトで、相手にブロックされたり、サーブで崩されたりというのがあって、僅差で負けてしまったんじゃないかと思う。でも落ち込まずに次に臨みたい。2、3年前はイランとの力の差がすごくあったけれど、今日戦ってみて、日本チームに希望が持てる試合内容ではあったんじゃないかなと思う。これから強豪チームとの戦いが続きますが、もう一回頑張ってやっていきたいと思います。
●柳田将洋
イラン戦のキーワードはレセプション(サーブレシーブ)になる、と昨日も言わせてもらったんですが、今日はその部分で僕が途中で崩れてしまって、チームが少しガタガタとなってしまう要因になってしまったと感じている。東京ラウンドまでにしっかりと修正したい。残り3戦もすごい強豪国とやることになるので、同じような展開が予想されますが、そこではしっかりとレセプションを返して、サイドアウトを取り合えるように、見直してつめていきたいと思います。