レイダース連敗ストップ、試合終盤に逆転TD

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オークランド・レイダースは現地29日、敵地でテネシー・タイタンズと対戦。4点を追う試合残り2分を切って逆転TDパスが決まり、24対21の劇的勝利を飾った。レイダースは連敗を3で止め、2011年以来となるシーズン5勝目(6敗)、タイタンズは3連敗で2勝9敗となった。

レイダースは第1Q中盤に先制TD(キック失敗)を奪われるも、返しの攻撃でクォーターバック(QB)デレック・カーがワイドレシーバー(WR)マイケル・クラブツリーへ7ヤードTDパスを通して逆転。第2QにはFGを追加して前半を折り返し、第3Qも最初の攻撃でカーからWRセス・ロバーツへの10ヤードTDパスが決まってリードを拡大した。

しかし、その直後にTDと2点コンバージョン成功で詰め寄られると、第4Qにはカーのファンブルロストをきっかけに逆転TDを奪われてしまう。直後の攻撃は残り5分を切って自陣10ヤードからと苦しい形だったが、カーが次々とパスを決めて敵陣12ヤードに侵入。最後にロバーツへTDパスをヒットして試合をひっくり返す。タイタンズも残り約1分半の時間を使って反撃したが、レイダースはセイフティ(S)ネイト・アレンのインターセプト奪取で勝利を決めた。

レイダースはQBカーが雨中の試合で手を滑らせ、ファンブルロスト1回を犯すも、パス37回中24回成功、330ヤード、3TDをマーク。WRロバーツはレシーブ6回113ヤード、2TD、WRアマリ・クーパーもチームトップのレシーブ7回115ヤードを記録し、両雄の活躍で空中戦を優位に展開したことが勝利につながった。

タイタンズはQBマーカス・マリオタがパス37回中17回成功、218ヤード、3TDを記録した一方、第3QのTD後に敵陣内でインターセプトを喫して反撃ムードに水を差し、逆転の望みがあった最後の攻撃でもレイダースのSアレンに投げ込んで計2INT献上。3点差の敗戦にあって大きなミスとなってしまった。

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