レッドスキンズが首位奪取、NFC東地区は混迷の度合い増す

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現地29日、ワシントン・レッドスキンズは本拠地でニューヨーク・ジャイアンツとNFC東地区対決。守備陣が3INTを奪うなど主導権を握り、20対14で快勝した。レッドスキンズはジャイアンツとともに5勝6敗の同率も、地区内対決の勝利数で上回り首位を奪取。一方で4位のダラス・カウボーイズまでは2ゲーム差と、首位争いは混迷の度合いを増す事態となっている。

レッドスキンズは守備陣が立ち上がりから2シリーズ連続でインターセプトを奪うも、FGブロックにあうなど攻撃陣が決め手を欠き無得点に終わる。しかし、第2Q早々にFGで先制すると、次の攻撃ではクォーターバック(QB)カーク・カズンズからワイドレシーバー(WR)デショーン・ジャクソンへの63ヤードTDパスが炸裂。終盤にはカズンズがQBスニークでTDを追加し、17点リードで前半を折り返す。

後半は最初の攻撃でカズンズがファンブルロストを犯し、ジャイアンツの反撃にあってTDパスを狙われるも、コーナーバック(CB)クイントン・ダンバーがエンドゾーン内でインターセプトを奪い、ピンチ脱出。レッドスキンズは第4Qに入ってFGを追加し、これで20点連取とする。その後、ジャイアンツに2TDで詰め寄られたが、残り約5分からの攻撃で時間消費に成功し、ジャイアンツに十分な反撃機会を与えなかった。

レッドスキンズはQBカズンズがパス29回中20回成功、302ヤード、ラン4回1ヤード、各1TDの申し分ない内容。63ヤードTDレシーブのWRジャクソンは、その他がレシーブ1回3ヤードのみに終わるも、ビッグプレイで存在をアピールした。守備陣はCBダンバーの他にCBウィル・ブラックモンとラインバッカー(LB)ペリー・ライリーが各1INT。LBライアン・ケリガンは2サックで勝利に貢献している。

ジャイアンツはレシーブミスなどの不運もあり、QBイーライ・マニングが3INTを献上する誤算。WRオデル・ベッカムは第4Qに代名詞となったワンハンドのスーパーキャッチで1TDを記録するなど、レシーブ9回142ヤードの活躍だったが、チームとして反撃のタイミングが遅かった。

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