スペシャルチーム大暴れ、イーグルスがペイトリッツ撃破の波乱

拡大写真を表示

現地6日、フィラデルフィア・イーグルスが敵地でニューイングランド・ペイトリオッツと対戦。スペシャルチームが2TDを挙げる大活躍を見せ、35対28で難敵撃破の番狂わせを成し遂げた。これでイーグルスは5勝7敗、ペイトリオッツは10勝2敗となっている。

第1Qを共に無得点で終えた後、イーグルスは第2Q中盤に連続TDを許して0対14と劣勢に。しかし、ここからクォーターバック(QB)サム・ブラッドフォードからタイトエンド(TE)ザック・アーツへの5ヤードTDパスが決まると、前半終了間際にはパントブロックからのファンブルリカバーTDが飛び出し、同点として前半を終えた。

第3Q、イーグルスは自陣深くにまで攻め込まれるが、セイフティ(S)マルコム・ジェンキンスが起死回生の99ヤードINTリターンTDを決めて勝ち越し。さらに次のシリーズでランニングバック(RB)ダレン・スプロールズが83ヤードパントリターンTDとビッグプレイの連発で突き放す。第4Q序盤にも1TDを追加したイーグルスは、ペイトリオッツの反撃を2TDに抑え、大きな勝利を挙げた。

連敗を3で止めたイーグルスは、第10週以来の出場となったQBブラッドフォードがパス24回中14回成功、120ヤード、2TD。そしてRBスプロールズが、パントリターンTDに加えラン15回66ヤード。獲得ヤードでは248対427と大きく下回ったが、守備陣、スペシャルチームで計3TDを挙げたのが勝因となった。

まさかの2連敗となったペイトリオッツは、QBトム・ブレイディがパス56回中29回成功、312ヤード、3TDも2INTと今季初の1試合複数インターセプトを献上。試合内容では優位に立ちながらイーグルスに多くのビッグプレイを許すなど、常勝チームらしからぬ試合運びの拙さが響いた。

  • © Fuji Television Network, inc. All rights reserved.