ワールドカップ男子大会 エジプト戦後の主なコメント

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●南部正司監督

初戦ということで、少し選手に硬さはありましたが、最後いい形で終われてよかった。取れたセットと落としたセットの違いは、サイドアウト率の差。2セット目以降相手のサーブが走って、崩されてしまったという印象がある。そこで、今日は攻撃が石川1本になってしまったのが、2、4セット目を落とした原因ではないか。清水に本来の当たりがあれば、2セット目を落とす展開にはならなかったと思う。今日は深津とのコンビが若干合っていなくて、清水が一つのコースにしか打てなかったので、それでブロックにかかってしまったのが痛かった。

今後の対戦相手はもっとレベルが高くなり、サーブも強くなってくるので、今日のような展開になればもっと点数差が開いてしまい、セットを落とす可能性も出てくる。ただ、たとえそうなった場合でも、気持ちをうまく切り替えることが大事。そういう意味では今日の5セット目に、選手たちが4セット目を引きずらず、うまく切り替えてやってくれたのは、明日につながったかなと思う。正直、これからが本当の意味での戦い。明日以降はいい部分がたくさん出るように、いろんな準備をしていきたいと思います。

●清水邦広主将

チーム一丸となって戦って、結果的に勝ててよかったです。いいサーブが入っていた時はすごくいいバレーができたけど、負けているセットは相手にサーブでポイントを取られてしまい、日本のバレーができなかった。そこはしっかり修正しないといけない。今日は自分自身はふがいなかった。エジプトのブロックはそこまで怖くはなかったけど、セッターの深津とのタイミングが合っていなかったので、そこは修正していきたい。エジプトのブロックはパイプ(真ん中からのバックアタック)に対してノーマークになっていて、深津がそこをうまく使っていたのはよかった。

●石川祐希

始まる前は、ちょっと緊張するかな、と思っていたけど、緊張はしませんでした。5セットという苦しい試合でしたが、初戦に勝ててよかった。レセプションがしっかり返っていれば、落とさなくてすんだセットもあると思うので、レセプションをもっと磨いていきたいと思います。

一番よかったのはサービエースを2本決められたこと。スパイクも前半から決まっていたのでよかった。今日はオミさん(深津)が1枚ブロックの状況を多く作ってくれていた。1枚(で決めるの)はアタッカーの責任。今日はブロックがよく見えていた。でも自分のイメージとしては“普通"です。相手のブロックがあまりよくなかったかな、と。明日以降も今日みたいにブロックをしっかり見ていければと思う。あとは、ハイボール(二段トス)のところだけ調整して臨みたいと思います。今大会はリオデジャネイロ五輪の出場権がかかっているので、これからも全部勝つつもりでやっていきたいと思います。

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