アメリカ戦で奮闘した清水。(Getty Images)
日本、強豪アメリカから1セット奪うも黒星
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9日、FIVBワールドカップバレー2015男子大会は広島グリーンアリーナ(広島県)などで第2日が行われ、今大会で2位以内に入りリオ五輪切符獲得を目指す世界ランキング20位の日本男子代表は、同5位のアメリカに1−3(23−25、25−21、11−25、14−25)で敗れた。開幕2連勝を逃した日本は1勝1敗の勝ち点2で7位。日本に勝利して2連勝のアメリカが勝ち点6の首位に立った。
開幕戦で白星発進した日本は、前日と同じ先発メンバーで挑んだ。日本は出だしから相手のミスに乗じて3連続得点してリズムを作る。その後もきっちりとしたレシーブから得点につなげ、リードを保つ。しかし、14−14から3連続失点して逆転されるとアメリカの強打の前に点差を追いつくことができず、23−25で第1セットを落とした。
第2セットも日本は、スタートからアメリカの高さに手を焼いたが、5−7からNEXT4の一人、19歳の石川 祐希のスパイクなどで3連続得点を奪って逆転し、一つ目のテクニカルタイムアウトを取る。いったん逆転されるが、NEXT4の柳田 将洋の矢のようなサービスエース、強烈なスパイクで12−11とひっくり返す。日本はさらに石川の連続スパイクが決まり、2回目のテクニカルタイムアウトも奪う。その後もキャプテンの清水 邦広、柳田のスパイクや相手のミスにも助けられ、25−21で第2セットを奪った。
第3セットは、第2セットで効果的だったサーブが決まらず、さらに相手の強打も止められず11−25で失った日本。第4セットも、相手エースのマシュー・アンダーソンの強打に苦しみ14−25で奪われた。
日本の次戦は9月10日に行われ、世界ランキング13位でアジアのライバル・オーストラリアと対戦する。