ワールドカップ男子大会 米国戦後の主なコメント

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●南部正司監督

昨日、石川が非常にいい働きをしたので、アメリカチームが彼をつぶしにくるというのは予測しており、試合前には石川に「今日はとにかくレセプション(サーブレシーブ)に徹するように」という話をした。ただ実際はアメリカのサーブが、少し本人のイメージより伸びてきて食い込まれた。昨日攻撃の軸となった選手を1人抑えられたことで、展開が厳しくなった。

我々がセットを落とす一番の要因となるのはレセプション。今日は、相手のいいジャンプサーブに対してポイントを取られることはある程度予測していたが、悔しさが残るのは、相手がジャンプフローターサーブの時にサイドアウトが取れなかったこと。また、レセプションが大きく崩れた時の失点や被ブロックが多かった。ただ、サーブが走れば、世界ランキング5位のアメリカからもセットを取れるという成果は出ているので、今日出た結果にあまり気を取られず、しっかりと、出ている成果をこれからもっと伸ばしていきたい。

●深津英臣

セットの序盤にリードするか、されるかが大きな違いになる。なんとか8点のテクニカルタイムアウトをリードして迎えることが日本にとっては重要なので、今後そこを意識してやっていきたい。今日は出耒田が1本も打っていなくて、ダメージを受けていた。なかなかクイックに上げられるシチュエーションがなく、いい場面では、石川や柳田のパイプ(真ん中からのバックアタック)が通っていたので(そこに上げてしまった)。もう少しスパイカー1人1人の気持ちを考えてトス回しをすることが大事だし、特に3、4セット目はBパス(ネットから少し離れたパス)からのクイックがほとんどなかった。ヨーロッパ遠征ではそういうところを練習してきたので、明日はそのあたりを修正したい。

●柳田将洋

自分たちが受けに回らないようにというのをもっと意識しなければいけなかった。自分自身はサーブが持ち味だと思っているので、もっと攻めていかなければ。そこが課題です。ただ、僕だけでなく、清水さんや石川も、全員が攻撃的なサーブで攻めればチャンスもたくさん増えていく、というのが2セット目で、そこは手応えがあった。2セット目は自分たちが勝ついい展開のバレーができていて、その中で自分もサーブをしっかり打てていたけど、3、4セット目はそういう展開ができなかった。3、4セット目は、序盤相手に走られてから、少し受け身になってしまったと思います。

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