ワールドカップ男子大会 オーストラリア戦後の主なコメント

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●南部正司監督

まず初めに、今回茨城、栃木で大変な被害にあわれているということで、そうした方々に何か勇気を与えられるような内容の試合であるように、という話をスタッフ、選手一同にして、今日の試合に臨みました。

1、2セット目はサーブが走り、サイドアウトもしっかり取れていい展開だった。レセプションが安定していたのでリズムが取りやすかった。3セット目もいい展開で進んだが、最後にサイドアウトを取ることができなかった。そこから4セット目に入る時に選手たちがよく切り替えてくれた。今日は試合全体でのサイドアウト率が74%で、目標には少し届かなかったが、基準には達していた。ブレイク率も38%と良かった。今後も強豪チームとの対戦が続くが、今日のようなサーブと、安定したサイドアウトという展開にできるようにしていきたい。

●鈴木寛史

今日はまずオーストラリアのオポジット、エドガー選手(6番)に仕事をさせないことをチームとして狙った。一つはサーブで攻めること。そしてブロックのタイミングを気をつけた。エドガー選手はジャンプして下り際に打ってくる選手。8月のアジア選手権で対戦した時は、彼と同時に跳んでしまって、こちらのブロックの落ち際に打たれてしまっていた。だから今日はゆっくりめに跳んでタイミングを合わせることを意識した。今大会では、ワールドリーグの時よりも、広い範囲のパスからクイックを使えるようになった。パスが悪いところからクイックを使うのはチームとして有効だと思います。

●永野健

まず勝てたことはよかった。データ上、オーストラリアはエドガー選手にトスが集まるので、それに対する戦術がしっかりはまったなという印象です。でも3セット目、あの点差(24−21)から逆転されたことは、世界と戦う上で、僕自身はすごく腹が立った。4セット目が始まる前、山内、柳田、深津の3人に話をした。あの段階で、表情も悪かったし、若さを出してくれていたのかというとそうではなかったと思う。特に深津に、出ている若手メンバーの中心としてやってほしいので、その気持ちを言いました。この3戦で出た課題は、パスが乱れた時の被ブロックとミス。その本数を減らしていけば、次戦のカナダ戦も勝機はある。そこは意識次第で変えられると思います。

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