イタリア戦でスパイクを決める柳田。(Getty Images)
ワールドカップ男子大会 イタリア戦後の主なコメント
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●南部正司監督
特に1セット目の立ち上がりはイタリアもそれほどよい状態ではなく、サイドアウトを取れていた。しかし昨日までの試合と違って、日本はカウンターアタックでなかなか決められなかった。特に清水に対してのイタリアのマークの仕方がよく、セッターの後ろ(ライト側)での日本の攻撃を防がれた。今日はかなりイタリアが意識して清水をつぶしにきていたと感じた。そうなればセッターからの前(レフト側)で決めていきたかったが、サーブで崩され、完全に抑え込まれてしまった。やはり世界トップの一角に入ってくるチームのサーブは威力がある。しかしそれを何とかしていかないともう一つ上のところにはいけない。
特に終盤のカウンターアタックの決定力が課題。勝負にいきすぎてブロックにかかったのが悔しい。あそこでもう一回、二回と(リバウンドを取って)攻め直す技術を身につけなければこの壁を破ることはできない。そうしたパターンを作れるようにやっていきたい。
●清水邦広主将
今日は相手チームのサーブ、ブロックがすごくよかった。そういう強い相手に対して、日本はサーブで攻めるということと、被ブロックを避けるというのを目標としてやっていましたが、自分自身が今日は崩れてしまった。ラリー中にしっかり決めきれず、被ブロックも多かったので、そこが敗因になったんじゃないか。イタリアのブロックは、こちらがAパス以外の時は両サイドにしっかりとはっていて、組織的だったし、3枚ブロックは高さがあり形もきれいだった。そういう時にリバウンドをもらうなり、相手の嫌なところに返したりしておけば展開が変わっていたんじゃないか。
大阪ラウンドに向けては気持ちを切り替えて、またいいムードで試合に臨めるように、チームをまとめていきたい。今日出た課題を修正して、こちら側からの失点をなくすことをもう一回心がけてやっていく。日本はサーブで攻めていけば、強いチームが相手でも戦うことはできるので、そこを強みにやっていきたいと思います。
●柳田将洋
1、2セット目は相手のサーブがあまり脅威ではなかった中で、サイドアウトの応酬になりましたが、そこで僕とかが我慢できずに、連続失点して、セットを失ってしまった。サーブに関しても、攻めるサーブを展開したかったんですが、少しミスが重なってあまりいい展開を出せなかったのが反省点。今日は(スパイク)ミスが出てしまったけれど、リバウンドをもらうとか、いろいろ引き出しはあるので、それをしっかり見直して、安定したプレーをやっていきたいと思います。