ワールドカップ男子大会 チュニジア戦後の主なコメント

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●南部正司監督

広島での5戦が終わり、チーム状況としては、少しコンディションが低下している選手もいたが、2日間でなんとか調整して臨んだ。今日はストレート勝ちという結果はよかったが、内容としては、イージーボールが簡単にコートに落ちるといったミスが多かった。前回のイタリア戦ではブレイクを取った後のサーブミスが何本かあったので、そこを注意してきたが、今日も立ち上がりに何本かあった。試合中に修正をかけたが、全体的に見て大味な、粗い試合になってしまった。これから強豪チームと対戦するにあたってこういう試合をしていては厳しいので、かなり気を引きしめて明日の試合に臨みたい。
(20年ぶりにワールドカップで4勝目を挙げられたことについては)最近日本はこの大会で白星に恵まれていませんでしたが、今回まだ残り試合がある中で今日4勝目を挙げられたことは、特に若い選手たちにとって大きな自信になったと思います。

●清水邦広主将

広島ラウンドの最終日にイタリアにストレートで負けて、そこからの悪い流れの中での今日の試合でしたが、結果としては3−0で勝てたけれど、課題が多かった。サイドアウトでは我慢しきれずこちらからミスを出してしまったり、ブロックももう少し戦術にはめられた部分があったし、ディグ(スパイクレシーブ)ももっと上げられるボールがたくさんあった。そういう意味では今日はそこまでいい試合ではなかった。強いチームに対して今日のようなプレーをしていたら負けると思うので、こういう試合もあるということを頭に入れて、もう一回集中してチーム一丸となって戦っていきたい。

サーブに関しては、日本は柳田、石川の2人を軸としてやっているので、自分自身は、ここに打てば相手はレフト攻撃が多くなる、といった戦術的なことを考えながら、なおかつミスを少なくすることを意識している。特に次にサーブを打つのが柳田なので、自分がミスをして柳田にプレッシャーをかけないように、なおかつ時にはしっかりと自分のサーブを打つことを心がけています。

●酒井大祐

今日初めてワールドカップで先発したんですが、自分たちのチームがブレイクして連続得点できた後に、逆に相手に追いつかれるというシーンがありました。でもそこでセッターの深津や、清水、柳田、石川などみんなで攻撃に転じて、サーブも走っていけたというのが、3セットを通じてできたので、今日勝てたんじゃないかと思います。(満員の観客の前でプレーして)楽しかったです。その一言です。

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